求人応募数が増やす方法を応募者目線で考える~改善への3つのSTEP

企業向け

応募がない!応募がない!

そんな相談は日常茶飯事です。

だがしかし私の本職はWEB制作で人材会社じゃないんですよねーw

それなのになぜか私によく相談してきます。

ちなみに

『応募がない!』理由なんて至ってシンプルです。

応募がない理由と、どうすれば応募数が増えるのかズバッと解説していきます。

応募がない求人の特徴

一般的に原因として挙げられるのが
①競合に比べて条件が悪い
②求人内容がしょぼい
③仕事内容が伝わっていない
④求人の露出量が低い
⑤求人情報が古い
⑥ホームページがない
⑦専門性が高い
⑧競合が多すぎる
⑨働き手が少ない

確かに原因としてはどれも妥当だとおもいますが、

圧倒的な原因は、「①競合と比べて条件が悪い」です。 

むしろ競合と比べなくてもいいです。

「条件が悪い」

すなわち、、、

「魅力的に感じない。働きたいと思わない。」 そんな求人になってしまっています。

というで、これさえ解決できれば一般的には応募は増えます。

それでも増えない職種もありますがね・・・・

その他の原因なんて、すぐに解決できます。

条件が悪いとは

いま御社で募集している求人を見て、あなた自身が働きたいと思いますか?応募しますか?

あなたが魅力的に感じていないのに、応募なんて来るわけがありません。

日本海のど真ん中で餌もつけずに釣り竿を投げているみたいなもんです。

魚はいるんです。

餌がク〇すぎるんですよ。

もはや求職者が仕事を選べる時代になりつつあります。

あなたの会社は選べる立場ですか?選ばれる立場ですか?

条件が良い求人とは

求職者が重視している条件は3つ

『給料』『時間と休み』『自宅からの距離』

これ以外にも『職種』『雇用形態』も上位にランクしますが、重視というよりは、必須項目みたいなものなので除外します。

「給料が高い」これが鉄板!

ほとんど求職者が一番最初にみる求人項目は「給与」です。

同じ時間働くなら、給料が高いに越したことはないですよね。

時給1,100円より1,500円

月給20万円より23万円

当然ですよね?

誰だって少しでも給料が高い会社で働きたいと思いますよね。

もちろん会社によって出せる給与は違うとは思いますが、本気で人が欲しいなら魅力的と思える給与を提示しなければなりません。

給与額は近隣地域の同業者や競合と比べて、決定するのがベタです。

ただ給与が低くても応募があるケースがあります。

それは「仕事内容が魅力的」にみえるかになりますが、それについては後で書きます。

勤務時間と休みが多い

拘束時間が長い(週休2日制ではない)、朝早い、残業が多い等の条件は応募が少ない傾向にあります。

ただ残業が多くても、ちゃんと残業代が支給でき月給が40、50万とかになるなら問題ないです。

【こんな条件なら問題なし】

・拘束時間は長いけど休みは多い
・朝早いけど、早く終わることもある
・残業は多いけど、残業代は全額支給
・有給がちゃんと取得できる

どれも難しいのであれば、せめて週休2日制の導入くらいは検討してみてください。

今の若い子は、給料より休み重視って考えている子も多いので、若い層が欲しい場合は週休2日制は必須だと思います。

ちなみに週休2日制は、法律で定めらている訳ではありません。
法律が定めているのは「毎週少なくとも1回、または4週間を通じ4日以上与えなければならない」(労基法第35条)という条件になります。
よって週1回の休みでも問題はありません。

ですが、1日8時間労働であれば、「週5日の勤務」が上限になります。(週40時間労働制)
よってほとんど場合が「完全週休2日制」を導入しなければならなくります。

最近は、こういうところをしっかり確認している人が多いので、労働基準法を無視しているような募集には応募が集まりくいです。

家から会社までの移動時間

これは会社からしたらどうしようもないですが、求職者は給与と同じくらい重視しています。

【判断基準】

正社員なら1時間圏内
バイトなら30分圏内

やはり通勤が長いと、時間が無駄と感じる人が多いみたいです。

あと子育てママとかは、子どもに何かあった時にすぐに帰れる範囲を希望しています。

ちなみに正社員の募集なら会社から1時間圏内にある同業者がライバルになるため、その辺の会社の条件や仕事内容の書き方などを比較するといいと思います。

まぁ1時間圏内っていったら結構な数が該当すると思いますので、必然的にできるだけ好条件を提示することとなります。

条件が良い求人のまとめ

色々な求人を取り扱っている経験から言えますが、
応募が欲しいなら、『給料を高く設定する!』

これが鉄板です。
特に人材が集まりにくい職種ほど給料を上げるのがベタな方法です。

ただそんなに簡単に給料を上げれないという現実も知っています。

給料を高く設定できないし、労働時間も休日も、うーーーーんっていう場合は、他の点を改善するしかありません。

応募者目線で考える応募数~改善すべき5項目

改善項目第一優先は「条件」ですが、応募が増えない原因は他にもありますので、変更できるところからまずは着手していきましょう。

【おすすめ】変更する優先順位
  • 最優先
    条件

    給料や休みなど、競合と比べてできるだけ良い条件にする

  • 2番目
    求人情報が古い
  • 求人内容・仕事内容を詳しく掲載する
  • 求人の露出量
  • 3番目
    ホームページをつくる
  • 状況確認
    専門性が高い
  • ラベル
    競合が多すぎる
  • ラベル
    働き手が少ない

何度も言いますが「条件」が悪すぎると、他を改善してもどうしようもありませんので・・・

それでは改善内容を紹介していきます。

【改善項目2】求人情報が古い

求人サイトよっては、公開日時が表示されています。
日にちが経過している求人は敬遠されやすい傾向にあります。 

30日以上継続して応募しているような求人は、一度取り下げ、内容をブラッシュアップして再掲載するようにしてみてください。

実は、求人情報は鮮度が命です。

【改善項目3】求人内容・仕事内容

求人内容がペラペラだとしっかり訴求できていません。 
すべて求人項目に内容を記載するのはあたり前です。

ただ求職者はそれ以上の情報をもとめています。

給与は『月給25万+歩合+各種手当』と記載している場合、求職者からしたら「??」です。
「結局ナンボなん?」って

歩合や手当てについては、個人差があると思いますので、あくまで例として月給モデル・年収モデルを記載するなどしてください。

他にも有給休暇なら取得率とか、男女比率や年齢分布など、掲載できる情報はできるだけ詳細に記載するべきです。

特に仕事内容は出来るだけ詳しく記載してください。 
営業職なら、新規orルートとか、一日の流れや退社時間など、できるだけ詳しく記載しましょう。
またできるだけ専門用語は使わず、誰がみてもわかりやすいようにすることも大切です。

【改善項目4】求人の露出量を考える

露出量が少ない・表示順位がわるいと応募はなかなか来にくいです。 

特にアウトソーシングしている場合、露出量や表示順位などを把握していない会社さんが多いように感じます。

募集条件が良ければ、適当にどこかの媒体に出しておけば露出量や表示順位が低くても応募はきます。
ほんとに不思議なくらい探し当ててきます。
indeedの無料掲載で埋もれていても応募がきます。

ただ露出量が多いに越したことはないです。

露出量の少なさは不の連鎖を生みます。

【負の連鎖】

露出量が少ない

見てもらえる機会が低い

応募がない

だからといって闇雲に掲載しても応募が増える訳でもありません。
採用活動に使える予算もあると思います。

そこで大事なのが

・ターゲットに合った媒体を選択すること
・複数の求人媒体に掲載すること
・SNSを活用して普段から会社の様子などを配信しておくこと

露出量を増やすためのさまざまな工夫が必要です。
特にindeedは無料で掲載でき、有料にしても予算を決めながら募集できるのでおススメです。

ただ急募であれば、indeed以外の有名求人媒体も併用して利用するのが理想です。

ホームページの作成

バイトの募集ならともかく、正社員を募集するのであればホームページは必須です。 
求職者の約9割は、ホームページを確認するといわれています。

私の本職はWEB制作なのですが、求人用にホームページを作りたいという相談が増えています。
特に工場系とか、小さな工務店とか、今までホームページなんて必要ないと言っていた会社さんからの依頼が多いです。

求職者にアピールしたい、働きたいと思ってもらいたい、仕事内容を分かりやすく掲載したいなど、求職者ファーストで制作を進めています。

今の時代、ホームページくらいないと求職者さんに見向きもされない時代になりつつあります。
求職者は、ホームページもないやばい会社って思うみたいです。

また上手にホームページを作れば、indeedにクローリング掲載できるので、余計な費用を掛けずに採用活動が可能となります。

【2023年版】indeedのヘビーユーザーが暴露するindeedへの求人無料掲載と特徴、仕組み
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条件をよくしても応募がこない

上記はすぐに改善できる内容ですが、それでも応募がこないことがあります。

それは・・・

・専門性が高い
・競合が多すぎる
・働き手が少ない

ちなみに過去に扱ったことがある職種では、

・美容師
・歯科衛生士
・保育士
・医師
・薬剤師
・保険の営業
・電気工事士(ケーブルテレビ含む)
・etc

私がしょぼくて応募を集めきれていないだけかもしれませんので、参考程度にお願いします。

専門性が高いと応募が少ない

専門性の高い職種は、はっきり言って仕事内容次第です。
すぐ応募がある職種と、全然応募がこない職種の両極端にわかれる傾向にあります。

競合が多いと応募は少ない

競合が多い職種といえば、美容師や歯科衛生士、介護関連などが思い浮かびます。
歯科衛生士なんて、新卒を採用できる確率は、1/50くらいって歯医者の先生たちが言っています。
美容師も同じくかなり難しいみたいです。

働き手が少ないと応募がこない

まぁ当然です。
ローカル地域にいけばいくほど、労働人口が少ないので応募は少ないです。
それと資格が必要な仕事(美容師や歯科衛生士など)は、専門学校を卒業する生徒が少なくなっています。
そもそもパイがないのにパイの取り合いが発生しています。

条件が悪くても応募が来る求人

シルバーさん狙い(60才以上でも応募可能)の職種、自分のペースで働ける仕事などは、給料が低くても結構応募がきます。

扱ったことがある職種で言えば、用務員さん、警備員、ドライバー(送迎)、ビルの管理人、清掃員、調理補助、事務員

こういう職種の募集で一番向いている求人媒体は、indeedです。

あとは仕事内容が魅力的であれば少々条件が悪くても応募はきます。

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まとめ

応募を増やす方法は、「条件をよくする」が鉄板です。

特に「給料」です。

確かに給料を上げるのは大変だと思います。
募集の給料を上げたら、今働いている人たちの給料も見直す必要があるかもしれません。

ただ確実に言えることは、「人材の争奪戦」はとっくに始まっています。
売り手市場で求職者がある程度、選べる時代です。

出し渋っている場合ではありません。
仕事はいっぱいあるのに人がいないので事業縮小なんて聞きます。

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